妊婦の感染症トキソプラズマ、カンジダ

妊婦の感染症トキソプラズマ、カンジダ

トキソプラズマとは?

 

トキソプラズマはあまり聞きなれない感染症かもしれませんが、鶏やヤギ、豚、ネズミ、猫などの体内に生息している寄生虫です。大きさはとても小さく1mm以下ですが、卵の状態だと1〜5日間ほど生息できる力を持っているため感染力が高いです。

 

感染経路は、口からトキソプラズマが体内に入り、体内で生息することで症状が出ます。特にペットでネコを飼っている人はネコの糞にトキソプラズマが混ざっていることが多く、その処理方法を注意しないと感染してしまいます。

 

生肉を好んで食べることで感染してしまうこともあるので、妊娠中の生肉は控えるようにしましょう。

 

トキソプラズマは熱に弱いので加熱した肉であれば生息していることはありません。トキソプラズマの症状は風邪症状に似ていて、とても軽く大人が重症化することはありません。まれに筋肉痛が数日続く、リンパが腫れるなどの症状が出る人もいます。

 

このトキソプラズマは一度感染すると抗体ができるので二度感染することはありませんが、妊娠中に感染してしまうと赤ちゃんに胎内感染する可能性があります。

 

妊娠初期の場合が最も高くて60%の人が胎内感染し、妊娠後期になるとほとんど感染することはないようです。ただし、妊娠初期に胎内感染してしまうと赤ちゃんが重症化してしまう可能性が高く、脳への障害、貧血、低体重、黄疸、髄膜炎などの症状がでることがあります。

 

トキソプラズマの感染を調べるには血液検査で簡単に調べることができます。

 

カンジダとは?

カンジダは性病というイメージが強いですが、妊娠中は女性ホルモンのバランスが乱れてしまうのでとても増殖しやすいです。そしてつわりや睡眠不足などで免疫力が低下しているのもカンジダが増殖しやすい原因です。

 

もともとカンジダ菌は誰もが持っている菌で、増殖しなければ症状がでることはありません。症状はおりものが白くポロポロとした状態になり、臭いも強くなります。

 

陰部がかゆくなり下着などで擦れてしまうと痛みが出る場合もあるので、症状を感じたら早急に治療するようにしましょう。飲み薬と塗り薬ですぐに治すことができます。

 

出産直前にカンジダになっていると10%程度ですが赤ちゃんに感染してしまうこともあります。赤ちゃんに感染してしまうとおむつカブレがひどかったり、口や股に湿疹ができます。妊娠初期のカンジダでは赤ちゃんに感染してしまうことはないです。

 

妊娠中に注意が必要な感染症はこれ以外では、妊娠中に初めて風疹になると赤ちゃんが先天性疾患による視覚や聴覚に障害が出たり、最近感染者が増えている梅毒は胎盤から赤ちゃんへ感染してしまうため神経や骨に異常が出てしまうこともあります。

 

どの感染症も早期に治療を行えば完治するので、重症化しないうちに治療するようにしましょう。

 

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