葉酸とてんかん

葉酸は”てんかん”のリスク低減効果があるかどうか

てんかんとは、脳の慢性疾患であり突然死を引き起こすようなものではなく、発作的なもので珍しい病気ではありません。

 

てんかんの症状と原因とは?

1000人中5〜10人の確率で発症します。発症する年齢を見ると3歳以下の女の子に多く、大人になってから発症するケースは少ないです。

 

しかし、脳梗塞や脳出血など脳に損傷が起こってからてんかんを発症するケースもあるので高齢になるとてんかんを発症する人もいます。遺伝的に発症しているケースは珍しく、研究では遺伝に関係はないとされています。

 

てんかんの原因は大脳にある神経細胞が電気的な興奮をすることで、脳と体の神経を遮断してしまうことにあります。この状態が起こる場所によって症状が変わりますが、てんかんの場合人によって症状は違っても、同じ人が起こすてんかんの症状は同じです。

 

つまり大脳の同じ場所が電気的な興奮を起こすので脳の検査を行うと異常な脳波を計測することでてんかんの診断がされます。

 

症状は実に多く、一番多い症状は短時間ではありますが一時的に意識を失い倒れることです。最近てんかん患者の運転事故などで多く問題になっているのはこの症状があるからです。

 

そして手足が震え出すけいれん、体が硬直する、幻覚が起こる、突然笑い出すなど沢山の症状があります。

 

てんかんは完治することは難しいですが、薬で症状を抑えることができます。処方された薬を正しく飲むことで80%の確率で発作を抑えることができると言われています。しかし、難治性てんかんと呼ばれるものは薬で発作を抑えることができません。

 

葉酸を飲めばリスク低減可能でしょうか?

健康な妊婦とてんかんを持病として持っている妊婦では、赤ちゃんがてんかんになる確率は2〜3%しか変わらないとされています。この数字はほぼ確立的には変わらないということです。

 

しかし、てんかんを持病としている妊婦の場合、てんかんの発作を抑える薬に体内の葉酸を下げる作用があるので健康な妊婦と同じ量を摂取していては足りないと言われています。この為てんかんを持病でもっている妊婦は先天性の異常がある赤ちゃんが生まれやすいです。

 

葉酸自体にてんかんのリスクを下げる効果はありませんが、てんかんの妊婦は葉酸不足になるのでサプリメントなどで多く葉酸を摂取し先天性の異常を防ぐことが重要になります。

 

てんかんを抑える薬を服用しないと妊娠中に発作を起こしてしまい、発作が起こることで赤ちゃんに酸素や栄養が行かず流産や、早産を起こしてしまうこともあります。

 

葉酸は1日1000μgまでは過剰摂取になりませんので、てんかんが持病である方は多めに摂取することをおススメします。

 

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