葉酸サプリ 発達障害

葉酸サプリで発達障害を防ぐことは出来るのか?

発達障害という言葉をネット上で頻繁に目にするようになりました。人と話しても話がかみ合わなかったり、注意力がなくミスが多い、集中力に欠ける、じっとしていられない、などの症状があり、社会生活を困難にする障害です。

 

人口の5%前後の人が何らかの発達障害だと言われており、かなり高い数字となっています。出産を望む女性にとって心配なデータですが、発達障害を予防することは出来るのでしょうか。

 

発達障害の原因は?

発達障害は先天的なものだと考えられており、染色体の一部が重複することによって発症するという研究報告がされていますが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

 

葉酸の摂取が発達障害を予防できるのかというと、現段階でははっきりしたことは言えないと思います。

 

葉酸が自閉症スペクトラムの原因になる?

葉酸が発達障害を予防するかどうか、それよりももっと重要な研究結果があります。

 

発達障害のひとつである自閉症スペクトラムという障害がありますが、葉酸を摂りすぎるとこの自閉症スペクトラム障害のリスクが上がる可能性が示唆されているのです。

 

国際自閉症学会で、分娩時の母親の血中葉酸血が極端に高い場合、正常値の時と比べて自閉症児が生まれる確率が2倍、またビタミンB12の値が高い場合には3倍の確率に上昇することが報告されています。両方が過剰である母親は17倍という最も高いリスクであることが報告されました。

 

ただし、これは関係性が示唆されたものであり因果関係明らかにされたわけではないと述べています。

 

もちろんこれは過剰に値が高かった場合の研究結果であり、妊娠初期の葉酸摂取が二分脊椎症などの神経管閉鎖症リスクを低減することには変わりはありません。

 

ちなみに同研究では、葉酸とB12のサプリメントを(特に妊娠期間の前半に)週3〜5回服用していた女性は、自閉症児が生まれる確率が低いことも報告されました。

 

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葉酸サプリの胎児への影響について

 

出産を望む女性に葉酸を推奨していることに変わりはありませんので、葉酸の摂取を中止する必要はありません。

 

妊娠中の栄養素の摂取はこれほどまでに胎児に大きな影響をもたらします。複数のサプリを常時飲んでいたり、偏食を繰り返している人は自分が摂取している栄養素についてきちんと確認してみるべきです。

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